2017-2018スポンサーをご紹介します。クラフトビールの製造・販売をされているDerailleur Brew Works様です。
1990年、内気なポートランドの女子高生、エミリー・スコットは、30リットルのリュックサック一つを背負い、大阪のニシナリという町にやってきた。
スクールの人間関係に悩み、全ての関わりを避けるように不登校を続けていた彼女は、若き頃旅人だった父の勧めた、人情の街『ニシナリ』を選んだ。自分の何かを変えるために、自分が誰かに影響を与えられる、そして与えることのできる存在であることを確かめるために。
彼女は日常のように起こるRiot(暴動)の夜を傍観者のように眺め、翌日の朝、散乱したビール瓶を一人で拾い集め、そこに花を一輪差し、道路の隅に並べていった。毎日、毎日。
1ヶ月を過ぎた頃、ヤマトとオオサキという2人の青年は、花を差し続ける彼女をみて、何をしているの?問いかける。
もう、争いを見るのは嫌だから、せめて武器ではなく、花を育てる器にもなるんだ、ってところを知ってもらえたらいいなあって思って。
そう答えるエミリーに、ヤマトとオオサキは笑いながら続けた。
俺たち、酒を作ってるんだ。みんながその酒を酌み交わしながら、仲良く話し合えるそんな酒を。
憎しみ合うんじゃなくて、戦いあうんじゃなくて、ただ向かい合って笑い合えるそんな酒を。
エミリーの故郷の酒、ビールなんだろ、教えてくれないか?一緒に作らないか、そんな酒を。
エミリーが大阪を離れるまでの3ヶ月、試行錯誤でレシピを作り、ヤマトとオオサキは周りのみんなにそのビールを振る舞い続けたという。いつのまにか、ニシナリはRiot(暴動)の起こらない街へと変貌をとげた。
今、そのビールを、当時の青年たちが、ヤマトとオオサキたちが、作ったであろう、飲み交わしたであろうレシピをペールエールで再現。
笑い合える酒。西成ライオットエール。
Derailleur Brew Works は朝から酒を楽しむ街ニシナリにこだわり、ライオットエールのレシピを再現するために設立されたクラフトビール工場と企画運営チームの集合体です。
フランス語で『道を外す者=生き方を自分で選ぶ者』を意味するディレイラを冠し、常識や一本道に囚われない発想やマインドでビールを作り続けていくことを信念としています。
個人の方、店舗様や法人様問わず、瓶ビールや樽ビールの販売や製造、小ロットのOEMやオリジナルビールも製造、瓶詰めも請け負います。
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