今年、日本のシクロクロスに大きな転機が訪れました。
これまで、全日本選手権開催日に、AJOCCとして開催していたジュニアの選手権。
これが、今年より、JCF公認の全日本ジュニア選手権として開催されることになったのです。
JCF公認として開催に至るまでには、関係者の長年の努力と調整があったことは言うまでもありません。
現在、JCFシクロクロス小委員会委員長を務めておられます、GP-mistralでもおなじみの大山さんより、背景をうかがいました。
「国内シクロクロスに限らず多くのスポーツは若手育成、将来のスターを育成するためにも、選手権大会の開催は当然のことではありました。
国内の選手数は少ないものではありますが、選手権を開催することにより、限られた選手のモチベーション向上、他種目からの転向などで、新しいジュニア選手の発掘にも開催の意味は大きいと、関西の矢野委員から、長い間懸案いただいておりました次第です。
このたびこれらの内容がJCFの関係機関に理解していただける運びとなり、選手権の開催にいたりました。
ひとえにジュニア選手を継続的に育成してきた矢野委員をはじめ、今後の中期的選手強化を訴えてきた澤田委員とJCF競技運営委員会、強化本部会の考えが一致したということですね。」(小委員会 大山氏)
いやいや、ほんとに素晴らしいです!
現在、ヨーロッパ各国、アメリカにはもちろん、以前からジュニアタイトルが存在するわけで、
優勝した選手は、ロード、MTB他の種目同様、日本のジュニアチャンピオンの称号を得ることになります。
エントリーリストを見ると、やはり関西クロスで注目されるのは、C1で時間制限で走り、なおかつトップ争いを繰り広げている沢田選手。同じく滋賀県から中井選手(お父さんもまた関西C1で走る選手ですね!)
そして自転車競技の名門、北桑田高校からたくさんの選手がエントリー。
MTBで活躍している選手からは、愛知から後呂選手、愛媛から、さぬきクロスでもおなじみの日野林選手。
広島クロスでC1大人の選手の壁となっている大野選手も注目です。
はたして、初代ジュニアチャンピオンの栄冠は一体誰の手に?
(文責 松井ちゃん)