関西シクロクロス公式ブログ

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周回数について(2022-2023シーズン)

シクロクロスレースでは、クリテリウムやMTBなどと異なり、スタート時に「何周走るか」は決まっていません。選手がスタートしたのちしばらくしてから、レースの途中に決定・発表されます。その代わりに、規定時間が事前に発表されています。

走行距離より走行時間を重視する、シクロクロス特有の規則の一つですが、ここでその周回数の仕組みについて解説します。

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残り周回数はフィニッシュライン付近で掲示されます

総周回数の決定について

シクロクロスレースにおいては、同じコースであっても、気象条件や走る選手の実力によって1周のラップタイムが大きく異なってくることから、選手がスタートしてからレースの途中に総周回数が決定されます。

総周回数は、先頭を走る選手のラップタイムを参考に、先頭でフィニッシュするであろう選手の総走行時間が各カテゴリーの規定時間に最も近くなるように設定されます。原則として、先頭選手が2周回を完了する前に総周回数が決定され、残りの周回数がフィニッシュライン付近に表示される数字によって選手に伝えられます。

(例) 規定時間が30分のC3で、先頭を走る選手の1周目のラップタイムが約8分だった場合。

総周回数が3周なら約24分、4周なら約32分となるので、規定時間の30分に近い4周に決定。

なので、ラップタイムが約10分の選手の場合、3周回完了時で30分経っていても、先頭に追い抜かれていないので4周目に入り、おおよそ40分ほど走ることになります。

周回遅れについて

関西シクロクロスでは、先頭選手に追い抜かれた選手は、そのままレースを継続することができます。ただし「強者優先」を原則とし、追い抜かれそうな選手は、上位選手のポジション争いを邪魔することの無いよう、充分に配慮してください。また、先頭選手が総周回数を完了してフィニッシュしたあとは、すべての選手がフィニッシュ扱いとなります。周回遅れとなった場合は、設定より少ない周回数でレース終了となります。

なお、琵琶湖グランプリのUCIカテゴリーでは80%ルールが適用されます(後述)。

混走の時差について

関西シクロクロスシリーズでは、より多くの選手にレースを楽しんでもらうため、実力の近い複数のカテゴリーで同時に同じコースでレースを行ないます。組み合わせは、レース時間割に記載されています。招集は、カテゴリーごとに分けて行ないます。スタートは、カテゴリーごとに時差を設ける場合と、設けず同時発走となる場合があります。

ここでも「強者優先」を原則とし、先にスタートした選手が時差スタートした別カテゴリーの選手に追い付かれた場合は、速い選手のポジション争いを邪魔することの無いよう、充分に配慮してください。

混走の周回管理について

※ 2022-2023シーズンより、L1やL2も含めすべてのレースが同一周回管理となります。

混走レースでは、一番先にスタートしたカテゴリーの、先頭を走る選手のラップタイムを参考に総周回数が決定され、共通の残り周回数が表示されます。先頭選手が総周回数を完了してフィニッシュしたあとは、そのレースのすべての選手がフィニッシュ扱いとなります。

(例) C4B, M3, L2の混走レースの場合、いずれかの先頭選手がフィニッシュしたあとは、カテゴリーにかかわらず全員フィニッシュ扱い。

80%ルールについて

UCI競技規則では、レース後方の選手が上位選手のポジション争いを邪魔することの無いよう「80%ルール」というものが設けられています。関西シクロクロスでは、琵琶湖グランプリのUCIカテゴリーにのみ適用されます。

先頭を走る選手の1周目のラップタイムに80%をかけたものが、カット時間となります。フィニッシュライン手前に設置された80%ゾーンを先頭選手が通過してから、おおよそのカット時間を過ぎて80%ゾーンに来た選手は、審判の指示に従い次の周回に入ることなく退出しなければなりません。走行した周回数と退出した順番は記録され、最終順位に反映されます。

退出するときは、安全のため減速してください。カットされるにもかかわらず無理に80%ゾーンに差し込み、姑息に順位を上げようとするような行為は危険です。厳に慎んでください。もしカットされる前に先頭選手に追いつかれた場合は、上位選手のポジション争いを邪魔することの無いよう、充分に配慮してください。また、上位選手に紛れて80%ゾーンをスルーした場合は、レース除外となる場合があります。