関西シクロクロスのような市民レースには、老若男女、多種多様な選手が参加します。
その中でも年齢の若い選手については、以下を理由として、特別に設置している年齢別カテゴリーへのエントリーを原則としています。
- 同世代の選手同士の競争により育成を図ること
- 身体への過度な負担を防ぐためレース時間を制限しており、上位カテゴリーでの出走ができないこと
- そのために年齢の若い選手が下位カテゴリーで入賞し続けるのを避けること
この記事で、2023-2024シーズンの関西シクロクロスで参加可能なカテゴリーについて、男子2002年生まれ以降、生年月日ごとに解説いたします。
生年月日別カテゴリー早見表 - 男子2002年生まれ以降
年齢は2024年末基準
秋にシーズンが始まるシクロクロスですが、UCI(国際自転車競技連合)の規定では、シーズン全体が翌年扱いとなります。つまり、シクロクロスの2023-2024シーズンの年齢規定は、ロードやMTBの2024シーズンと同じです。
そして年齢は、2024.12.31-23:59時点での年齢を基準とします。「2024年中の誕生日での年齢」や「2024年中に達する年齢」と表現されることもありますが、意味はすべて同じです。大会当日の満年齢ではありません。
カテゴリーの呼称について
2023-2024シーズンより、カテゴリーの呼称が一部変更となりました。
旧 → 新
C1 → E1
C2 → E2
C3 → E3
C4 → E4
CJ → J
アンダー23(2002~2005年生まれ)
アンダー23年齢の選手は、エリート年齢と同じくE1~E4に出走できます。初参加の選手は、E4からのスタートとなります。E4のレースで好成績を残すと「昇格」することができ、次回の大会では自動的にE3へのエントリーとなります。
すでにジュニア年齢での実績がある選手は、希望によりE2からスタートすることができます。
昨シーズンからアンダー23年齢の選手のエントリー費を¥1,500-に引き下げました。サイクリング部や自転車競技部の方の参戦をお待ちしております。
ジュニア(2006~2007年生まれ)
ジュニア年齢の選手は、誰でもJ(40分・エリートコース)に参加することができます。初参加の選手は、E4からのスタートを推奨します。
ジュニア年齢の選手のうち、世界選手権出場もしくは全日本選手権優勝相当など、主催者が特に成績優秀と認める者は、E1へのオープン参加を認めることがあります。レース時間はおおむね40分で途中終了となり、E1やJとしてのリザルトおよび表彰の対象とはなりません。
アンダー17(2008~2009年生まれ)
アンダー17年齢の選手は、U17(E3相当)への参加が原則となります。レースのレベルが高すぎると感じた場合は、E4からスタートすることもできます。
アンダー17年齢の選手のうち、全日本選手権優勝相当など、主催者が特に成績優秀と認める者は、 Jへのオープン参加とすることがあります。レース時間はおおむね30分で途中終了となり、JやU17としてのリザルトおよび表彰の対象とはなりません。
アンダー15(2010~2011年生まれの中学生)
アンダー15年齢で中学生以上の選手は、U15(E3相当)への参加が原則となります。レースのレベルが高すぎると感じた場合は、E4からスタートすることもできます。
アンダー15のキッズ(2011年生まれの小学6年生)
アンダー15年齢で小学6年生の選手は、CK3への参加が原則となります。
アンダー15年齢で小学6年生の選手のうち、全日本選手権に出場意欲があるなど、規定時間30分でのレースを特に希望する者は、U15への参加を認めることがあります。U15としてのリザルトおよび表彰の対象となります。
キッズ(2012年生まれ以降の小学生)
小学生の選手は、学年ごとにCK3, CK2, CK1への参加となります。男女共通のカテゴリーです。
カンクロー(未就学児)
幼稚園/保育園年長年齢の選手は、しっかりと自転車に乗ってレースができる走力および本人のレース参加への強い希望があれば、レースの安全性に対する保護者の理解と承諾を前提として、CK1への参加を認めることがあります。CK1としてのリザルトおよび表彰の対象となります。エントリー費¥500-が必要です。
年中以下の年齢の選手のCK1への参加は例外なく認めておりません。年長になるまではカンクローにご参加ください。
ほとんど無いことだとは思いますが、生年月日を詐称してのエントリーはおやめください。タダで電車に乗るのとはわけが違います。レースの成績は生涯にわたって記録されます。学年が違うことは将来必ず判明します。
CC
CC(カテゴリーチャレンジ)は、レース時間とコースが短い、初心者向けのお試しカテゴリーです。表彰や入賞賞品はありません。エントリー費は、アンダー23年齢以上の選手は¥1,500-です。
レースの雰囲気に慣れてきましたら、ぜひE4やM3に挑戦してください。すでにエントリー申込後であっても変更を受け付けます。info@kansaicross.comまでメールでご連絡ください。
AJOCC認定カテゴリー
昇格や降格の条件について、詳しくはAJOCCウェブサイトをご覧ください。
参加経験のある選手の今シーズンの認定カテゴリーについては、AJOCC選手検索をご利用ください。
特例条件
シクロクロス以外の自転車競技で、直近に顕著な成績を残している選手は、初参加でもE3等上位カテゴリーでの出走を認める場合があります。認められる特例は原則として一回限りのものであり、出走したレースの成績により再検討されます。関西シクロクロスの認める特例は、関西シクロクロスシリーズ戦等に限ったものであり、UCIレースや主催者の異なるシクロクロスレースでは適用されないことがあります。特例に関する決定は最終的なものであり、選手側からの異議申し立てや再交渉は受け付けません。特例に関するお問い合わせは、これらをすべてご理解いただいた上でinfo@kansaicross.comまでメールをお送りください。